PROFILE

一般社団法人 無名劇団


2002 年、高校演劇部の卒業生を中心に結成。 2009 年に活動休止状態になるも、2015 年に新代表・島原夏海を中心に再復活。 年に 2~3 回、ツアー公演等の本公演のほか、映画製作や中高生の演劇指導なども積極的に行なっている。 数々の演劇祭での優勝、戯曲賞受賞経験を持つ。 コロナ禍 2020 年には、「演劇を止めない」という決意のもと、西成区の鶴見橋商店街の空き店舗を、自分たちで劇場空間に改装。 以降、全国の大きな劇場での本公演とは別に、商店街の店主とコラボレーションした演劇創作「商店街ドラマシリーズ」を開催し、 実際のお店のエピソードを演劇作品に起こして上演するなど、街と演劇とのつながりも大切にしている。

直近の活動・受賞歴

2022年 9月 「池袋演劇祭」にて豊島新聞社賞受賞
2023年 3月 「CoRich 舞台芸術まつり! 2023 春」にて最多口コミ賞
2023年 4月 島原夏海脚本「波高けれども晴天なり」が、第35 回テアトロ新人戯曲賞にて応募総数123編中、最終候補2作に選出 (その年の受賞作なし)
2023年 11月 吉本興業主催「関西演劇祭」にて審査員特別賞受賞
2025年 9月-10月 東阪ツアー公演にて動員1500人突破

◆活動事業◆

地域密着型の公演からツアー公演まで年間4~5公演上演する他、
映像制作、演劇指導などを行っています。

  • ▼ 本公演
    オリジナルの演劇作品を創造し、舞台演劇文化の普及と向上を図っています。親しみやすい現代会話劇を中心に、「大切な人に会いたくなる」をテーマに、複雑な人間ドラマ、現代社会の問題をコミカルに切なく描いた会話劇を多く生み出しています。

    幅広い観客層に支持され、「初めての観劇にもおすすめ」と評価をいただいています。 活動拠点の関西だけでなく、年2回以上の東京公演など、活動の範囲を拡大しています。
    過去作品一覧 →

  • ▲ 『ほこりにまみれろ』(神戸三宮シアター・エートー・2023)


    ▲ 『あなとうと』(ABCホール・2023)


    ▲ 関西演劇祭2023参加作品『あげとーふ』(COOL JAPAN PARK OSAKA SSホール・2023)


    ▲ 『BURNS FAMILY』(扇町ミュージアムキューブ CUBE01/萬劇場・2024)


    ▲ 『はざまっこ』(神戸三宮シアター・エートー/大塚萬劇場・2025)


  • ■主な受賞歴など

    • 應典院舞台芸術祭space×drama2015 優秀劇団選出※優勝に相当(2015)
    • 北海道教文フェス 道外劇団での決勝戦進出は当時史上初(2015)
    • ウィングカップ6 優秀賞受賞 (2016)
    • Display×Drama Bedroom Show Battle優勝(2016)
    • 應典院舞台芸術祭space×drama2016に前年度の優秀劇団として招致され、演出賞受賞(2016)
    • ウィングカップ7 審査員特別賞受賞(2016)
    • 平成29年度アイホール次世代応援企画 break a leg 選出(他、同年度の選出団体は劇団あおきりみかん、アマヤドリ)
    • space×drama×Next 演出賞受賞(2018)
    • 2021年度テアトロ新人戯曲賞にて応募総数123編のうち最終2作にノミネート(受賞該当作品なし)「波高けれども晴 天なり」脚本・島原夏海
    • 池袋演劇祭にて豊島新聞社賞・CM大会賞受賞(2022)
    • 関西演劇祭2023で審査員特別賞受賞し、2024.3東京・シアタートップスにて披露公演「あげとーふ」
    • アート活動を通じてのまちづくり企画が評価され、過去最も高い倍率の中、大阪市文化芸術特別助成事業として採択 (2022)「商店街連続ドラマシリーズ」
    • 「CoRich 舞台芸術まつり! 2023 春」にて最多口コミ賞
    • 島原夏海脚本「波高けれども晴天なり」が、第35 回テアトロ新人戯曲賞にて応募総数123編中、最終候補2作に選出 (その年の受賞作なし)(2023)
    • 吉本興業主催「関西演劇祭」にて審査員特別賞受賞
    • 吉本興業主催「関西演劇祭2023」にて審査員特別賞およびアクター賞(2名)受賞。
    • 大阪市文化芸術特別助成事業として採択され、劇団アトリエにおいて4団体での「鶴見橋演劇祭」を開催
    • 2025年 9月-10月「はざまっこ」東阪ツアー公演にて動員1500人突破

  • ▼ 地域連携

    商店街で演劇『鶴見橋演劇祭』
    西成・鶴見橋地域で、昔から店を営む主人達の実話をモチーフに、若者離れ・高齢化が進む下町の文化や暮らしを演劇作品に興して語り継ぐ、地域交流型の演劇プロジェクトを展開。
    鶴見橋商店街にアトリエを構える「無名劇団」の運営で、日常空間を劇場に変える新たなパフォーマンス形態の提案、地域のみなさんや若手アーティスト、来場者との交流促進による芸術普及や、国内外への新たな地域価値の発信を目標としています。

  • これまでも、西成・鶴見橋地域を舞台に、実際の街の人と若者達との交流を描いた映画を撮影。東京・大阪二都市の映画館で公開を行うなど、アート活動を通じての街の魅力発信に、継続的に力を入れています。

  • ▲ 無名劇団アトリエのある西成区・鶴見橋商店街(タップすると拡大します)

▼ 教育連携

文部科学省認定ワークショップデザイナー資格を有する劇団員が3名、 教員免許を持つ劇団員が3名、公認心理士・臨床心理士資格を有する劇団員が在籍。 幼稚園~大学生を対象に、演劇を用いたコミュニケーションワークショップや学校公演を展開しています。 代表・島原夏海は、大阪大学大学院にて演劇教育を研究。 現在は近畿大学にて講師を担当したり、静岡の就労支援施設で、障がいを抱える利用者さんとともに、演劇創作を行うなど、教育にも力を入れています。

▼ 映像制作

東京・大阪の映画館にて上映した劇場公開映画など、映像作品も発表。 企業ショートドラマも製作し、ドラマを使ってのブランディングストーリーも展開しています。