アトリエ ロングラン公演『あげとーふ』

2008年、高校演劇の全国大会にて準優勝。春秋座(京都)、国立劇場(東京)などで上演された、男子高校生達の賑やかで少し切ない青春群像劇「あげとーふ」。 無名劇団の制作・山本直子が長年顧問として指導、座付き作家・中條岳青が副顧問時代に執筆した伝説の作品が、15年の時を経てカムバック! 2023年3月17日-21日、無名劇団アトリエにてロングラン上演決定!

  • 制作 山本直子

  • 脚本 中條岳青

  • 日時/会場

    2023.3.17 (FRI) ~ 3.21 (TUE)

    無名劇団アトリエ

  • 3.17 (FRI)

  • 19:30~(A)

  • 3.18 (SAT)

  • 11:30~(A)

    14:30~(B)

  • 3.19 (SUN)

  • 11:30~(B)

    14:30~(B)

  • 3.20 (MON)

  • 19:30~(C)

  • 3.21 (TUE)

  • 11:30~(C)

    14:30~(C)

  • チケットのご予約はこちら!(2/17(金) 10:00~)

≪島原よりコメント≫

私と同年代で、高校演劇出身の方は、いまだにタイトルを言えば思い出していただける作品かと思います。我々無名劇団の母体となる、私立追手門学院大手前高校演劇部は当時、運動部みたいな男子ばかり、中学演劇部も含めると1クラス以上の部員がいるような大所帯でした。「あげとーふ」は、男子たちが等身大で繰り出す熱量とコミカルな会話、彼らの雰囲気にぴったりの脚本で、地区大会・府大会・近畿大会と勝ち進み、全国大会にて準優勝。まさに高校演劇界が熱狂、「高校演劇男子」のムーブメントを巻き起こしていました。当時外部の人間だった私は、NHKの特番にまで登場した彼らの姿を羨ましく眺めていた記憶があります。
多くの人に愛され、語り継がれてきた作品を、この度リメイクさせていただくことになりました。当時の関係者の方々はもちろん、高校演劇界の多くの方にとっても大切な作品だと思います。当時のメンバーに当て書きされた作品だからこそ、ただなぞっていてもあの面影を超えられないと思うので、原作へのリスペクトは忘れずに、新たな視点で令和の時代にカムバックさせたいと思います。

脚色・演出 島原夏海

▼感染症対策・マスク着用につきまして

37.5度以上の発熱、咳などの症状があるお客様のご来場は、お断りさせていただきます。
キャストは、検温等日々の健康チェックをしっかりと行ったうえで、マスクを外して上演しております。
3/13よりマスク着用が個人の判断となりますが、お客様におかれましては、観劇中のマスク着用にご協力いただけますと幸いです。
また今回、会場の都合上舞台との間隔を広く取ることができません。お客様用フェイスシールドも準備いたしておりますので、遠慮なくお声がけください。
上演中も空気清浄機を稼働させ、また2作品の舞台転換の間には会場の入り口を開け、外気の取入れによる換気を行います。
以上、ご協力くださいますようお願い申し上げます。

  • あげとーふ キャスト

  • 太田 雄介

  • 松田 拓士

  • 佐伯 龍

  • 天知 翔太

  • 西ノ原 充人

  • 粂野 泰祐

  • 泉 侃生

同時上演!

女同士の激しいバトル!

『4人のアケミ』

  • Aチーム

    神咲有希乃

    島原夏海

    常盤ナナ

    柊美月

  • Bチーム

    神咲有希乃

    東田萌希

    常盤ナナ

    山田真彩子

  • Cチーム

    島原夏海

    中井美空

    柊美月

    吉本翔咲音

応援コメント

  • どの役もキュートで爽やかな青春群像劇だなと脚本を読み進めて行くと途中で「これ、オッサンの設定にしてもいけるな」と思い直しました。人生に迷い、寄り道したくなり、旅先だからこそ感じる素直な言葉に溢れた秀作です。いい作品は妄想を生みます。私は彼ら5人が20年後にもう一度グランドキャニオンに集まる日を想像しながら読み終えました。いつか見てみたいです。あと個人的には「ココペリ」役が気になり過ぎて困りました。やりたいくらいです。時々「あげとーふ」したいもんですね。

    わかぎゑふさん(リリパットアーミーⅡ)

  • この一見和風でこじんまりしたタイトルから爆発的に見えてくるアメリカンデザートのホライズンと、まったりスロウなタイムフロー! フロムジャパンのスチューデントボーイズたちのヤングなカンバセーションに共感するうちに、小さな空間にいながら悠久の旅を共有できるはず。必見の舞台!

    川下大洋さん(Piper/大田王)

  • プラズマ再臨で感じた彼らの印象はとにかくお芝居に真っ直ぐ気持ちが向いている。真面目で、チームワークが良くて、ちゃんとバカできる。彼らのいい所だと思います。そんな彼らがこの脚本と向き合い、今の現状と向き合い、関係性と向き合う。僕は脚本を読んだだけなのですが、彼らを知っているからこそ、めっちゃウズウズしました。ひたすら笑って、グッと心にくる。そんな舞台だと思います。
    楽しんで来てください!

    尾形大吾さん

  • 一読して、とてつもない可能性を秘めた台本だと思いました。上演時間1時間足らずの小作品に、人間の営みの可笑しさ、悲しさ、憤り、苦しみ、喜び、、、あらゆる断面が、これでもかと盛り込まれている。それでいて詰め込みすぎ感が全く無い。読み始めたら、どこに連れて行かれるか分からないまま驚きとともに、あっという間に読了。羨ましい才能です。過去に中條岳青さんが書かれた作品を島原さんが脚色されたそうですが、文体はかなり島原節。文体を獲得していることが、既に才能です。読んだときに匂いというか、手触りのある文章を書ける人を尊敬します。これ、絶対面白いやつじゃん!上演見たい!!東京来てくれないかなぁ。

    シライケイタさん(温泉ドラゴン)

  • 3月に無名劇団さんが「あげとーふ」を上演されるとの事で、今からワクワクしております。私も初演の高校演劇バージョンの「あげとーふ」を10年以上前にはなりますが、もちろん生で拝見させていただきました(多分2回みたと思います。笑)。私と同い年の高校生が中心になっているお芝居、それも男子高校生がメインで作っているお芝居、当時女子校に通っていた私にはとても新鮮で、いい意味で刺激をいただきました。お芝居の内容は等身大の若手の俳優さん達が自分達の思いのまま演じるお芝居で、どの世代の方が見ても楽しめるものになっていると思います!是非私も新バージョンを拝見したいと思っておりますので、頑張ってください!楽しみにしております。

    加藤遥子さん(カトハルステージ)

  • 私は高校演劇を経て、そこでの成果で今も調子に乗って演劇をやっております。この作品の事も当時から知っており、高校生が難しい事をしているなと当時の私は思ってました。現在、私は演劇歴20年。今回、活字でこの台本を読ませていただいて、どう思うのかな?昔思ったことを感じるのか?はたまた、新たな感情に到達するのか?さて、読む、、、、はい!そりゃ、いい歳のおじさんですから考えも変わりますわ!高校生が演じてどうたらとかは思いませんけども、ただ一つ!あー、こりゃ皆やってて悩んで、でも楽しかっただろうなと思いました。青春、旅、友達、葛藤、夢、あいつはいい、あいつが羨ましい自分が通り越してきたモノが、もうふんだんに詰まってました。昔はまだ通ってきてなかった、これから起こるかもしれないワクワク。今はもう通ってきたからわかる、懐かしさと熱と思い出。どっちも大事な、人生のエネルギー。そのエネルギーを内包している作品っていうのはとっても素敵で、食べるといい味がして栄養になるんですよ。人生は人それぞれのロードムービーでその栄養があれば、まだまだ歩き続けれる。いい作品ですね『あげとーふ』

    竹村晋太朗さん(劇団壱劇屋 東京支部)