アートの力で新たな賑わいづくりを!鶴見橋商店街×関西小劇場

無名劇団 映画製作

ボンバイエ!

あらすじ

人口の3分の2は人型アンドロイドになっている近未来。
突如おもちゃ屋を飛び出した看板娘ロボ・アイちゃん。
店主バグとタクは商店街を探し回るも見つからず、商店街中で次第にコンピューターウイルスは蔓延、
感染した機器やアンドロイドが増えていき…

大阪の鶴見橋商店街を舞台に巻き起こるSFホラー映画。

鶴見橋商店街の皆さんと関西小劇場演劇人達が協力し合い、1本の映画を撮影するという中で、
様々なトラブルに巻き込まれる、笑って泣ける半ドキュメンタリー!

アートの力で商店街に新たな風を

鶴見橋商店街は大阪市西成区の花園町付近から西の阪神高速道路15号堺線津守出入口付近まで東西約1kmに延びる商店街。昔からの店舗が多いが、店舗数は減少傾向にある。
1927年に阪堺電鉄の鶴見橋通駅、1942年に大阪市営地下鉄四つ橋線の花園町駅が開業するなど、交通の便がよくなったことで遠方からも買い物客が増え、心斎橋筋商店街・天神橋筋商店街と並ぶ「大阪三橋」と称されるほど発展したが、往時の人出は失われたまま、今日に至っている。また、西成区の高齢化率は 38.7%、高齢者世帯に占める単身世帯の割合は 68.1%と、 いずれも大阪市の中で最も高い。街の若者離れが進んでいる現状も、今後ますます商店街離れが進む大きな原因の一つとなると思われる。
そんな鶴見橋商店街7番街に昨年、アトリエを構えたのは関西を中心に活動する「無名劇団」。コロナ禍でエンターテイメント業界に大きな打撃が続く中ではあるが、「それでも演劇を続ける」という決意のもと、商店街の空き店舗を劇場空間に改装した。代表の島原は、「大阪の西成」といえば、ドヤ街で知られる「あいりん地区」や遊郭で有名な「飛田新地」があり、治安が気になるイメージがあるが、実際に鶴見橋商店街で活動を始めたところ、困った時は、近所の店舗の方が手を貸してくれたり、各店舗にチラシやポスターを貼って応援してくれる。また時には店を閉めて公演を観に来てくれるなど、昔ながらの下町情緒がある優しい「人情の街」であることを痛感したという。
現在大阪では、「生活の維持に必要な場合」を除く外出自粛が要請されている。こんな時に何が表現活動だと、文化芸術界は強く非難された。
しかし私達はかつて、そんな世界に魂を救われたうちの一人だ。私は、お医者様は人の身体を救うのなら、アートという世界は人の精神を救うと、そう強く信じている。伝えたいことがあるから、私達は演劇を作る。
このコロナ禍で窮地に立たされている今こそ、街のみなさんにご協力いただきながら、アートの力でこの局面を乗り切り、新たな賑わいづくりを目指したい。

総指揮:島原夏海より 新型コロナウイルスの感染が再拡大している大阪府。
「生活の維持に必要な場合」を除く外出自粛、人の集まるイベント開催は自粛が要請された。
衣食住以外は全て「不要不急」、こんな時に何が表現活動だと、舞台芸術界はマスコミ、SNS等でも強く非難され、私が命を燃やしてきた演劇は「不要」であるのだと、強く思い込まされそうになることもあった。
私は「演劇」が万人にとって必要だとは思わない。私がやっている「小劇場演劇」は特にマイナーなもので、話すと怪訝な顔をされ、「将来は女優になるの?」「アマチュアなの?プロなの?」という質問を投げかけられたことなど千度ある。私は小劇場界で、脚本・演出・役者をやっているが、小劇場はアマチュアで、テレビに出ているとプロ、という話ではない。どんな世界でもお客様からお金をいただいている時点でプロだ。常にそういう意識で、誇りをもってやっている。
私はかつて、そんなマイナーな世界に魂を救われたうちの一人だ。他人とのコミュニケーションが得意でなかった私は、演劇という表現方法で自分の思いを伝えることができた。自分の感情、それを思うように伝えられない葛藤も、演劇という形だからこそ表現できる。伝えたいことがあるから、私は演劇を作る。
そして私のそういった怒りや悲しみが演劇というひとつの作品になった時、それは単に私の感情の吐露ではなく、観てくださった誰かの思いの代弁にもなり、その方の救いになることもあった。「共感・共苦」の精神で、同じ苦しみを抱える誰かの思いに寄り添い、救いたいと願い、私は演劇活動を続けてきた。医療従事者が身体を救う者ならば、アーティストは精神を救う者でありたいと。
「どんな時も演劇を止めない」。そういう決意で昨年8月、鶴見橋商店街の空き店舗を劇団員とともに劇場空間に改装し、自分たちの拠点としてきた。困った時は、近所の店舗の方が手を貸してくれたり、各店舗にチラシやポスターを貼って応援してくれる。また時には店を閉めて公演を観に来てくれるなど、昔ながらの下町情緒がある優しい「人情の街」であることを痛感した。そんな商店街の、街の皆さんに自分は「アート」という力で恩返ししたい。鶴見橋商店街の良さというものを、私なりの方法でPRしていきたいと考えている。

クラウドファンディング

大阪の商店街と小劇場界に新たな賑わいを!無名劇団劇場公開映画「BOMB AI YEAH!」

この作品を一人でも多くの方に届けたいと考え、プロジェクトが始動しました。無名劇団の新たな挑戦をご支援いただけますと幸いです。

詳細はクラウドファンディングサイトをご覧ください。

映画について

映画と異なり、舞台は一度幕が開いたら降りるまで、どんなハプニングも対応してやり切る。「私たちは映画人ではなく演劇人。だから舞台の法則にのっとり、一度幕が上がったら降りるまで止めない。」という法則の元、30分間の長回しの映画を撮ることになった「無名劇団」は、小劇場の仲間や商店街の方達とともに、初めての映画撮影に挑む。

出演者

無名劇団

左から太田雄介、柊美月、今井桃子、泉侃生、島原夏海、東田萌希

太田雄介

広島で就職し、それとほぼ同時期に演劇を始める。 転勤先の大阪で無名劇団と出会い、入団。『無名稿 あまがさ』より参加、現在に至る。 同劇団での主な出演作は、無名劇団『無名稿 あまがさ』少年役、『プラズマ』ひなた役など。 外部での出演作は演劇ラボラトリー空晴プロジェクト『ボクらのサンキュウ』『何度でも、もう一回。』など。

柊美月

大阪生まれの大阪府在住。 幼少期はクラシックバレエやピアノに親しむ。 近畿大学文化会演劇部 覇王樹座で演劇を始め、大学卒業後、無名劇団に所属。劇団公演を中心に活動中。

今井桃子

無名劇団では役者・舞台美術を担当。フリーの役者として活動した後、應典院舞台芸術祭space×drama2016劇場招致公演、無名劇団第23回公演『無名稿 機械』から劇団員としての出演。その公演では女優賞受賞。役者と舞台美術、他にも照明の経験もあり。何事にもチャレンジ精神で日々奮闘中。

泉侃生

中学、高校と演劇部に所属。21歳で、高校時代の先輩がいる無名劇団に入団する。以来、「無名稿 出家とその弟子」の「親鸞」、「私戯曲 りんごのうた」の「祖母」など、実年齢とかけ離れた役をやることが多い。

島原夏海

大阪生まれ、大阪育ち。関西を中心に活動する「無名劇団」の代表・脚本・演出を務める。昨年は商店街の空き店舗を改装し、劇団のアトリエを開設。 大阪大学大学院文学研究科修士課程卒(演劇教育について研究)。 文部科学省認定ワークショップデザイナー第3期生。大阪現代舞台芸術協会DIVE元理事。

客演の皆様(50音順)

石井テル子

Micro To Macro 主宰。 作・演出・役者・作詞・作曲を務める。劇団作品は劇と音楽のLIVE感を最大限に活かすバンドの生演奏を取り入れた作品作りが特徴。 WS開催や養成所で演劇講師を務めるなど若い世代の育成にも力を注いでいる。 2011年 應典院舞台演劇祭spacexdrama2011にて優秀劇団賞を受賞。

石原正一

演劇人。役者、作家、演出家、振付家、漫画朗読家。 石原正一ショー主宰。漫画を基にサブカル風ドタバタ演劇を呈示。関西演劇界の年末恒例行事として尽力する。自称”80年代小劇場演劇の継承者”。 外部出演も多数。肉声肉体を酷使し漫画の世界を自身で表現する”漫画朗読”の元祖。”振付”もできるし”イシハラバヤシ”で歌も唄う。

尾形大吾

主な出演作品 連続テレビ小説『べっぴんさん』 舞台『ホイッスル!BREAK THROUGH-壁をつき破れ-』 舞台『えんとつ町のプペル』プペル役

加藤遥子

舞台女優。脚本家。演出家。 大阪芸術大学舞台芸術学科卒業後、関西で演劇活動を続けている。役者としてはコメディ部分や狂言回しを任される事が多い。座右の銘は「辛い時こそ、笑顔で」。1人プロデュースユニット「カトハルステージ」主宰。古典演劇と現代コメディの融合を目指し、より分かりやすく、より笑顔になれるお芝居をお届けしている。

河上由佳

大阪府堺市出身。1999年、満月動物園の旗揚げに参加。以来、ほぼ全ての満月動物園作品に出演。年2~3回のペースで外部出演もこなす。シュッとしてると言われがちだが、中身はツッコミ体質の大阪人。 ときどき、フライヤーやTシャツなどのデザインも手掛ける。

黒木保子

大阪生まれ、大阪育ち。 「劇団往来」出身。 小、中、高校の芸術鑑賞会にて子供から老婆、妖怪など幅広く演じて来ました、特に大阪のおばはん役に定評あり! 現在はフリーで小劇場にて活動。地域に根付くボランティアやイベントのMCなどでも貢献している。

中村ユリ

大阪生まれ、大阪育ち。 劇団五期会出身 「魚クラブ」を昇竜之助と共に主催していたが、現在はフリーで活動中。 関西小劇場で30年以上活動。 20代には豊中市の人権啓発活動での豊中市民参加の演劇公演をバックアップする劇団に所属したりシニア劇団の応援など演劇を通じての地域の活動にも貢献していた。

鳴海拳人

京都生まれ、京都育ち。追手門学院大学経営学部卒。大学在学中、学内の演劇部「劇団飛行船」に所属。現在は、社会人をやりながらアマチュアお笑いコンビ「ドロップス」として大阪を中心に活動し、プロも参加するバトルライブに優勝するなどの実績を残している。過去、無名劇団「無名稿 あまがさ」に出演した経験を持つ。

雛野あき

大阪府出身の24歳。 京都を拠点に活動する劇団・アーティストグループ「安住の地」所属の俳優。 舞台作品は主に安住の地の公演に出演。近年は映像作品への出演も増え、ジャンル問わず幅広く活動中。【近年の主な出演作品】・かながわ短編演劇アワード2021参加作品 安住の地『ボレロの遡行』(グランプリ受賞)・映画『光の輪郭と踊るダンス』汐月ルル役・Taut阪急洛西口short movie

深谷みのり

長野県出身。 大阪芸術大学出身。 卒業後はフリーで活動している。 現在は長野県を拠点に活動中。

舩曳咲彩花

2000年生まれ。奈良市立一条高校・演劇部出身。大阪芸術大学短期大学部 メディア・芸術学科を卒業後、舞台役者としてフリーで活動中。演出と脚本は勉強中。最近の趣味はカクテル作りと筋トレ。無名劇団作品では、『無名稿 ろまん燈籠』(2019年)『友達を、焼いた』(2020年)に出演。

古川剛充

関西を拠点に活動するエンタメ集団、ゲキゲキ主宰/演出家・俳優。 劇団外でも舞台・映像を問わず演出・俳優としての活動を行い、コロナ禍ではABCホールにて開催された『ターニングポイントフェス~関西小劇場演劇祭~』の実行委員長を務めるなど舞台プロデュース面でも勢力的に活動を行う。

村上泰子

関西を中心に役者、ダンサー、振付師として舞台をメインに活動。2009年「kusukusu’s rabo」を立ち上げ、子供から大人まで楽しめる舞台を上演。 専門学校、タレント事務所等のダンス講師、地元アイドルグループのダンスレッスン及び振付もしている。

吉田青弘

京都出身、大阪在住の役者。フリー。関西大学入学と同時に芝居の世界に入る。類い稀な身体能力と童顔ヒゲ面を武器に無所属ながら多種多様な公演に出演。現在も関西を中心に舞台、映像両面で活動中。

和柯

福岡県北九州市出身。 19歳の頃から関西に移り、演劇を学び始める。 現在は舞台をメインに、ツアーガイド・ダンス・歌など幅広く活動中。

▼撮影・編集:武信 貴行

1970年神戸市生まれ。
1986年兵庫高校入学時に映画研究部に所属して8mmを撮り始め、友人たちと作った短編映画が伊丹映画祭グリーンリボン賞に入選。 1989年大阪大学入学時にも映画研究部に所属し、同大学中退後もアルバイトをしながら自主製作映画の作成を続ける。 監督作品は1997年の夕張国際映画祭のオフシアター部門グランプリ大会入選、撮影監督作品は第2回インディーズフィルムフェスティバル入選・第四回新人監督映画祭 入選・日本芸術センター第9回映像グランプリ最終ノミネート作品など映画祭・コンテストでの入選歴多数。 1998年から舞台映像家として活動し現在までに1000本を超える舞台映像作品に関わる。 主な舞台映像作品は文化庁芸術祭参加作品・玉造小劇店『おもてなし』、宝塚歌劇団『夢乃聖夏フェアウェルパーティー』など。 現在はオンライン舞台配信アプリ『観劇三昧』に映像担当として勤務しつつ、U,M,I film mekers主宰として季刊ライトシネマを運営し、舞台映像WEB配信イベント「SP水曜劇場」解説者・門真フィルムコミッション理事を、また2020年5月までは應典院コミュニティシネマ座長も務める。

無名劇団プロフィール

2002年旗揚げ。2009年に休団後、2014年に20代女性を中心に再始動。近代文学から現代を見る「無名稿シリーズ」と、私的体験をテーマに、人の痛みに寄り添う「私戯曲シリーズ」の異なる2名の脚本家と上演形態を有する。
2020.11大阪市西成区の鶴見橋商店街に劇団のアトリエを開設。
1年に1~3回の本公演のほか、アトリエでの公演、フェスティバルやシンポジウムへの参加、高校の演劇指導など、精力的に活動中。

・應典院舞台芸術祭space×drama2015 優秀劇団選出(2015)
第21回公演『無名稿 あまがさ』 脚本:中條岳青 演出:島原夏海
・ ウィングカップ6 優秀賞受賞 (2016)
第22回公演『恋人がビックフット』 脚本:みずしまみほこ 演出:島原夏海
・Display×Drama Bedroom Show Battle 優勝(2016)
『カルビ』 脚本:中條岳青 演出:島原夏海
・應典院舞台芸術祭space×drama2016 演出賞受賞(2016)
『無名稿 機械』 脚本:中條岳青 演出:島原夏海
・ウィングカップ7 審査員特別賞受賞(2016)
第24回公演『ハッスルライフ~生暖かい部屋で~』脚本:みずしまみほこ 演出:島原夏海
・平成29年度アイホール次世代応援企画 break a leg選出
第26回公演『無名稿 侵入者』 脚本:中條岳青 演出:島原夏海
・space×drama演出賞受賞(2018)
11月 第29回公演『ハマったら出られなくなりまして』 脚本・演出:島原夏海
・豊中市主催事業 讀賣新聞・読売テレビ共済事業採択『私戯曲 りんごのうた』脚本・演出:島原夏海(2021)